平成29年度岐阜大学大学院入学式 学长告辞

岐阜大学大学院へのご入学おめでとうございます。本日,611名の平成29年度大学院入学者を迎えることは,私どもにとってこれ以上ない喜びであり,岐阜大学教职员を代表して心から歓迎します。さらにこの场をお借りして,大学院进学に至るまで皆さんを支えて下さった保护者の皆様,诸先辈方にもお祝いとお礼を申し上げます。
私ども岐阜大学には4つの大学院修士课程,1つの大学院専门职学位课程,2つの大学院博士课程に加え,岐阜大学を基干校とする3つの连合大学院があります。连合大学院のうち本日は岐阜薬科大学と构成される连合创薬医疗情报研究科入学の皆さんが,教职大学院入学の社会人の皆さんとともに出席されています。この為,稲垣岐阜薬科大学长もご列席下さっています。なお大学院修士课程である自然科学技术研究科は今年4月に创设されたばかりで,工学,応用生物科学,再生医科学を统合し,とくにデザイン思考教育を付加価値とする课程であり,今后,岐阜大学の教育で中核的特徴を形成するものです。また教职大学院も同じく今年4月から拡大され,とくに学校管理职教育の强化が特徴です。
さて岐阜大学は「人が育つ場所」を謳っています。私どもの側から申し上げると人材を育成する場所です。ではどういう人材を大学院で育てたいのか? 「学び究め貢献する」ことができる人材です。とくに強調したいキーワードは貢献です。地域贡献という言葉がすぐ浮かぶかと存じますが,私ども岐阜大学の理念における「地域贡献」はたとえば県や市,中部地区にとどまるものではもちろんなく,全国,さらにはグローバルな貢献まで視野に入れたものです。また民間企業や自治体などから何らかの要請を受けて大学院に進学された入学者も少なくありません。そのような方々は特にそれぞれが所属される場における需要に対応した貢献ができる高度職業人として大学院を卒業されることがあらかじめ期待されています。大学院入学者は学部卒とは異なった高度機能が要求されているわけで,「学び究める」内容もおのずから到達目標が規定されるものと思います。

ただし,大学院に於ける勉强の成果が卒业时にすぐ発挥出来る场合は极めて少なく,社会贡献として还元できるまでには大学院卒业から就职を経て合计20年くらいはかかるということを十分覚悟しておいて下さい。さらにこの间を高度职业人として生き抜くうえで,大学院では何を身に着けておくかも,十分考えて下さい。私共岐阜大学の教职员は何时でもそのような相谈に応じるべく用意が出来ているつもりです。
一方で,博士修士课程修了后,コースによっては博士课程への进学も大変魅力的な进路です。これは特に研究职を志望する方々が対象になります。ノーベル赏级の研究成果が多くは30歳前后で出ていることは事実であり,研究者を駆り立てるのは,どのような分野であれ,梦のような発想です。そのような梦が自然科学,人文科学,社会科学の様々な分野でブレークスルーを生んできました。先に申し上げたこととは相いれないと感じられる方もいらっしゃると思いますが,どのような勉强であれ持続こそが力です。持続をもたらすモチベーションを生む要因の一つが梦です。高度职业人として自分の将来をしっかりと见つめる,あるいは研究者を志向し,しっかりと梦を持ち続ける,そんな大学院生として岐阜大学を楽しみ,かつ利用して顶ければと思います。
今日から诸君と一绪に送る大学生活を大いに楽しみにしていると申し上げ,学长告示とします。
本日は,おめでとうございました。
平成29年4月7日
岐阜大学 学长 森脇久隆