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平成27年度岐阜大学大学院入学式 学长告辞

 岐阜大学大学院へのご入学お目出度う御座います。
 本日,631名の平成27年度大学院入学者を迎えることは,私どもにとってこれ以上ない喜びであり,岐阜大学教职员を代表して心から歓迎します。さらにこの场をお借りして,大学院进学に至るまで皆さんを支えて下さった保护者の皆様,诸先辈方にも衷心よりお祝い申し上げます。

 さて岐阜大学には5つの大学院前期课程,2つの大学院后期课程に加え,岐阜大学を基干校とする3つの连合大学院があります。连合大学院のうち本日は岐阜薬科大学と构成される连合创薬医疗情报研究科入学の皆さんが,教职大学院入学の社会人の皆さんとともに出席されています。

 私ども岐阜大学は「人が育つ場所」を謳っています。私どもの側から申し上げると人を育てる場所です。ではどういう人材を大学院で育てたいのか? 「学び究め貢献する」ことができる人材です。強調したいのは貢献です。地域贡献という言葉がすぐ浮かぶかと存じますが,私ども岐阜大学の理念における「地域贡献」はたとえば県や市,中部地区にとどまるものではもちろんなく,全国,さらにはグローバルな貢献まで視野に入れたものです。また民間企業や自治体などから何らかの要請を受けて大学院に進学された入学者も少なくありません。そのような方は特にそれぞれが所属される場における需要に対応した貢献ができる高度職業人として大学院を卒業されることがあらかじめ期待されています。大学院入学者は学部卒とはまた異なった高度機能が要求されているわけで,「学び究める」内容もおのずから到達目標が規定されるものと思います。

 私自身が身近に経験した友人を例にお话ししましょう。彼は某大学の农学部から修士课程に进学,バイオの化学合成と植物生命现象の基础をしっかり学びました。卒业后,某公司に就职,农薬合成の研究所に配属されました。彼はその后,博士课程を社会人大学院生として卒业,40歳を过ぎてブドウ栽培とジャガイモ栽培に用いる农薬の创薬に成功,50歳前后は月に2~3回それをもって海外出张というビジネスマンとして大活跃,现在は研究所に戻り后进の指导に当たっています。大学院での学习がその后に直结した大変幸せな例ですが,ここで学び取ってほしいことは,勉强の成果が大学院卒业时にすぐ出るものではなく,社会贡献として还元できるまでには大学院卒业から就职を経て合计20年くらいはかかるということです。また高度职业人として将来生きていくうえで,大学院では何を身に着けておくかも,十分考えて下さい。私共岐阜大学の教职员は何时でもそのような相谈に応じるべく用意が出来ているつもりです。

 一方で,博士前期课程修了后,コースによっては后期课程への进学も大変魅力的な进路です。これは特に研究者を志望する方々が対象になります。ノーベル赏级の研究成果が多くは30歳前后で出ていることは事実であり,研究者を駆り立てるのは,どのような分野であれ,梦のような発想です。そのような梦が自然科学,社会科学の様々な分野でブレークスルーを生んできました。先に申し上げたこととは相いれないと感じられる方があるかと思いますが,どのような勉强であれ持続こそが力です。持続をもたらすモチベーションを生む要因の一つが梦です。高度职业人として自分の将来をしっかりと见つめる,あるいは研究者を志向し,しっかりと梦を持ち続ける,そんな大学院生として岐阜大学を楽しみ,かつ利用して顶ければと思います。

 今日から诸君と一绪に送る大学生活を大いに楽しみにしていると申し上げ,学长告辞とします。
 ありがとうございました。

平成27年4月7日

岐阜大学 学长 森脇久隆